素数一覧【1〜1000】素数とは何か・見つけ方・覚え方まで解説

素数とは「1とその数自身でしか割り切れない、2以上の整数」のことです。この記事では、1〜1000までの素数一覧を100区切りの表でまとめました。1〜1000の間に素数は全部で168個あります。あわせて、素数の定義や見つけ方(エラトステネスのふるい)、覚え方のコツもわかりやすく解説します。

素数一覧【1〜1000】

まずは結論から。1〜1000までの素数を、100ごとの区切りで一覧表にまとめました。

範囲 素数 個数
1〜100 2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97 25個
101〜200 101, 103, 107, 109, 113, 127, 131, 137, 139, 149, 151, 157, 163, 167, 173, 179, 181, 191, 193, 197, 199 21個
201〜300 211, 223, 227, 229, 233, 239, 241, 251, 257, 263, 269, 271, 277, 281, 283, 293 16個
301〜400 307, 311, 313, 317, 331, 337, 347, 349, 353, 359, 367, 373, 379, 383, 389, 397 16個
401〜500 401, 409, 419, 421, 431, 433, 439, 443, 449, 457, 461, 463, 467, 479, 487, 491, 499 17個
501〜600 503, 509, 521, 523, 541, 547, 557, 563, 569, 571, 577, 587, 593, 599 14個
601〜700 601, 607, 613, 617, 619, 631, 641, 643, 647, 653, 659, 661, 673, 677, 683, 691 16個
701〜800 701, 709, 719, 727, 733, 739, 743, 751, 757, 761, 769, 773, 787, 797 14個
801〜900 809, 811, 821, 823, 827, 829, 839, 853, 857, 859, 863, 877, 881, 883, 887 15個
901〜1000 907, 911, 919, 929, 937, 941, 947, 953, 967, 971, 977, 983, 991, 997 14個
1〜1000までの素数は全部で168個。最小の素数は2、1000以下で最大の素数は997です。

素数とは?定義をわかりやすく解説

素数の定義はとてもシンプルです。

素数とは、1とその数自身のほかに約数を持たない、2以上の自然数のこと

たとえば7の約数は「1と7」の2つだけなので、7は素数です。一方、6の約数は「1, 2, 3, 6」の4つあるので、6は素数ではありません。素数でない2以上の数(6や8や9など)は「合成数」と呼ばれます。

2は唯一の「偶数の素数」

偶数はすべて2で割り切れるため、2より大きい偶数は素数になれません。つまり、偶数の素数は2だけです。素数一覧を見ると、2以外はすべて奇数になっていることがわかります。

1が素数でない理由

「1も、1と自分自身でしか割れないのでは?」と思うかもしれません。しかし1は素数に含めません。理由は大きく2つあります。

1つ目は、素数の定義が「約数をちょうど2個持つ数」だからです。1の約数は1の1個だけなので、条件を満たしません。

2つ目は、1を素数に入れると「素因数分解の一意性」が崩れるからです。たとえば6は 2 × 3 とただ一通りに素因数分解できますが、もし1が素数なら 6 = 1 × 2 × 3 = 1 × 1 × 2 × 3 …と無限に書き方が増えてしまいます。数学のルール全体をきれいに保つため、1は素数から除外されているのです。

素数の見つけ方「エラトステネスのふるい」

素数を効率よく見つける方法として有名なのが「エラトステネスのふるい」です。古代ギリシャの学者エラトステネスが考えたとされる方法で、次の手順で進めます。

  1. 2から調べたい数(たとえば100)までの整数を書き並べる
  2. 最小の数「2」を素数として残し、2の倍数(4, 6, 8, …)をすべて消す
  3. 残った中で最小の「3」を素数として残し、3の倍数を消す
  4. 同じように5の倍数、7の倍数…と消していく
  5. 消されずに残った数がすべて素数

どこまで消せばいいの?

100までの素数を調べる場合、10 × 10 = 100 なので、√100 = 10 までの素数(2, 3, 5, 7)の倍数を消せば十分です。一般に、Nまでの素数を調べるときは √N 以下の素数の倍数を消せば完成します。

ある数Nが素数かどうかは、√N以下の素数で割り切れるかを順に調べればわかります。たとえば97なら、√97は10より小さいので、2・3・5・7で割れないことを確認するだけで素数と判定できます。

素数の覚え方のコツ

高校入試や大学入試では、100までの素数(25個)がすぐ出てくると計算が速くなります。おすすめの覚え方を紹介します。

リズムで覚える

「2, 3, 5, 7(にさんごしち)」「11, 13, 17, 19」「23, 29」「31, 37」「41, 43, 47」「53, 59」「61, 67」「71, 73, 79」「83, 89」「97」のように、10の位ごとに区切って声に出すとリズムで頭に入ります。

語呂合わせで覚える

「兄(2)さん(3)ゴー(5)な(7)……」のような語呂もありますが、いちばん実用的なのは「素数でない奇数」を覚えることです。100以下の奇数で素数と間違えやすいのは、9, 15, 21, 25, 27, 33, 35, 39, 49, 51, 55, 57, 63, 65, 69, 77, 81, 85, 87, 91, 93, 95, 99 など。特に「51 = 3 × 17」「57 = 3 × 19」「91 = 7 × 13」は素数と勘違いしやすいので要注意です。

個数のリズムで覚える

100ごとの素数の個数「25, 21, 16, 16, 17, 14, 16, 14, 15, 14」を知っておくと、一覧表の確認にも役立ちます。数が大きくなるほど素数が少しずつまばらになっていくのがわかります。

素数に関するよくある質問

Q1. 素数は無限にあるの?

はい、素数は無限に存在します。これは約2300年前にユークリッドが証明したことで有名です。もし素数が有限個しかないと仮定すると、「すべての素数を掛け合わせて1を足した数」はどの素数でも割り切れず矛盾が生じる、という考え方で証明できます。

Q2. 一番大きい素数は?

素数は無限にあるので「最大の素数」は存在しません。ただし「人類が見つけた最大の素数」は更新され続けており、2の累乗から1を引いた形の「メルセンヌ素数」が記録を持っています。桁数は数千万桁にもなります。

Q3. 素数は何の役に立つの?

素数は、インターネットの暗号技術(RSA暗号など)に使われています。大きな数を素因数分解するのが非常に難しいという性質が、クレジットカード情報などを守る仕組みの土台になっています。

Q4. 91や57が素数でないのはなぜ?

91 = 7 × 13、57 = 3 × 19 と分解できるからです。見た目では割り切れそうにない数でも、√N以下の素数で順に割ってみると確認できます。

まとめ

  • 素数とは「1とその数自身しか約数を持たない2以上の自然数」のこと
  • 1〜1000の素数は全部で168個、100以下では25個ある
  • 1は約数が1個しかないため素数に含めない(素因数分解の一意性を守るため)
  • 素数はエラトステネスのふるいで効率よく見つけられる
  • 91 = 7 × 13 など「素数っぽい合成数」に注意して覚えるのがコツ